40代後半から考えもしなかった職種にチャレンジ 〜仕事と趣味とPTA活動に全力投球〜 北区在住 Kさん

〜Kさん プロフィール〜DSCN0052.JPG

40代。北区在住。同居のお子さんは中学2年生。印刷会社や広告代理店で法人営業職を約15年経験後、トレーラー運転手として約7年勤務後、離婚。2人の息子さんのうち、1人を引き取ることに。ひとり親になってからは、自宅近くの出版社で配送と倉庫管理を担当。はあと飯田橋の紹介で、都内自動車教習所の指導員職となり3年目。  


〜インタビュー記事〜


未経験の仕事で大活躍 
                        


―はあと飯田橋来所のきっかけを教えてください。

 子どものことでお世話になっているソーシャルワーカーの先生からのご紹介でした。当時離職中でハローワークには行っていましたが、ひとり親を対象としている相談機関があることは知りませんでした。


―そのときはどのような状況だったのでしょうか。

 離婚して3年ほどたっていました。離婚当時は運転手の仕事をしていたのですが、子どもを引き取ったことで不規則な仕事を続けることが難しくなり、1年くらい仕事を転々としていました。ようやく見つかったのが出版社での倉庫管理の仕事だったのですが、経営不振で業務縮小の一途を辿っていたため、離職しました。

 
―そのような時に、当センターの紹介で採用された教習所の指導員。お仕事はいかがですか。

 今は育児短時間制度を利用して、残業を免除してもらっています。グループで同じシフトに入るのですが、3勤1休というサイクルでほぼ9:30〜18:30で勤務しています。月単位でスケジュールを組めるので、学校の用事などで休むときも自由に入れることができています。


―働きやすい勤務条件でよかったですね。仕事にはやりがいを感じていますか。Driving_School_in_Tokyo_(8982091)..jpg

 やりがいはすごくありますね。指導員の仕事は向いていると思うので、もっと早く始めていればよかったです。何もわからなかった方が、どんどん上達していくのを見るのは嬉しいです。教習所には指名制度があって、私は年齢の割には指名が多いほうですね、怒らないキャラで売っているので(笑)。教習所は、お客様に対するマナーをとても重視していて、会社主催のマナー検定があるのですが、2級まで取得しました。結構難しいんですよ。一流のホテルマンを招いてマナーを教えてくれる講習などもあって勉強になります。普通車以外にも準中型(4.5t未満)と牽引の指導員免許もとりました。


 ―わずか2年で素晴らしいご活躍ですね。他にはいかがですか。

 うちの会社には、希望者が委員会に入って活動する制度があるのですが、「発達障害研究委員会」に入っています。委員会には、会長をはじめとした会社役員もメンバーに入っています。日頃教習をしていて感じるのですが、発達障害の方が、単に、物覚えが悪い人、言うことを聞かない人と誤解されているのが残念です。通常の教習だとついていけない人も、特性を理解してきちんと対応すればできることもある。実際、地方でも合宿形式で発達障害の方を対象としたコースを設けている教習所があるのですが、ノウハウを学んで、マンツーマンで卒業までケアするコースを作りたい。そこまでではない方に対しても、普段の言葉遣いとかアプローチを工夫することによって、もっと心地よく過ごしていただけるよう、マニュアル作りにも関わっていきたいです。


 プライベートあれこれ


―以前、お子さんのことを心配されていましたが…。

 息子は今、中2になりましたが、学校にはあまり行けていないです。小学生の頃は情緒学級に週1回通級したり、ソーシャルワーカーの先生や病院にも定期的に通っていましたが、今は行っていないですね。家ではPCやスマホにのめりこんでいます。電車が好きで、精巧な3Dシミュレーターゲームがあり、オリジナルで作った車両を配布しているんです。運転台の動きを一つ一つプログラミングして、メーターまで動くんですよ。やりたいという気持ちが押さえきれないことはわかるんですけど、ルールを守ってほしいです。本当は勉強もしたいし、学校にも行きたいという気持ちがあるみたいだし、うちの子は、結構社交的なので、仲のいい子もいるみたいなんですけどね。せっかく申し込んだ区の無料学習支援にもなかなか行けてないんです。来年は受験生なので、なんとか普通高校に入ってほしいと思っています。将来IT系に進むにしても、基礎学力は必要ですからね。


―そういう中でも、ご自身は学校とのかかわりをもたれているのですよね。DSCN0055.JPG

 私自身はPTAで広報を担当していて、年2回広報誌を作っています。撮影して記事を書いて、先生と会う機会も多いです。あとPTAに「おやじの会」というのがあって、地域の見守りのようなことをやっているのですが、次期副会長になることが決まっています。  


―プライベートではどのようにリフレッシュされているのでしょうか。

 私は多趣味なので、プライベートは充実していますよ。バイクが好きでミニサーキットを走ったり、整備も好きで、自分でやっています。あとは、ネットで知り合った仲間とサバゲーを楽しんだり。同級生とも仲がよくて、月に1回は集まっています。私がたまに夜外出することは、子どもにとってもかえってよいみたいですね。普段離れて暮らしているもう一人の息子も一緒に、親子3人で時々キャンプに行ったりもします。自然の中で過ごすかけがえのない時間になっていますね。


camping-1289930_960_720.jpgひとり親の父にも交流の場を


―ひとり親になられて感じることはありますか。

 私は、はあと飯田橋でよい就職口を見つけていただきましたが、何がきっかけでどうなるかって本当にわからないと思います。ひとり親のお母さんは、情報がたくさん入ってくるけど、仕事で忙しい男親は情報がなかなか取れていないし、取る術がわからないことも多い。以前、父子家庭のお父さんも参加できるNPO団体のイベントにも参加しましたが、男親が集まる機会は少ないと思います。お母さんが多いイベントは行きにくいですからね。PTAでも、男親は私ひとりなので、なかなか輪に入っていきにくいこともあります。もっと皆が気軽に参加できるイベントがあるといいですね。

 

インタビューを終えて

仕事でも目標をもち、プライベートも充実されているKさん。いろいろあっても人生を楽しもうとするその姿勢は、息子さんにとってもよい見本になることでしょう。才能があるからこそ、それを活かすために今を大切にしてほしい。息子さんへの想いが溢れるインタビューでした。

 

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